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教育目的

 本学は、教育基本法及び学校教育法の精神に則り、広い教養を授け、専門の職業教育を施すと共によき社会人を育成し、もって人類の福祉と文化の進展に寄与することを目的とする。(学則第1条)

教育基本方針

 高知学園の象徴、「世界の鐘」の呼びかける平和と友愛の精神を柱とし、自由と規律を尊び、真理を深め、創造性と情操を培い、広い教養と健全な社会性を身につけた専門的職業人を育成する。

学科・専攻の教育目的

■生活科学学科

 食・栄養に関わる専門的理論と技術を多様な講義や演習、実験・実習で習得し、総合的な学習経験を通して、健康の保持・増進に貢献する実践的な能力を養い、さらにキャリア形成に対する意識を高め、食・栄養・健康の専門家としての情報発信ができる栄養士を養成する。

■幼児保育学科

 幼児たちの集団生活を育む教育・保育に必要な知識と技術を習得し、愛情に満ちた豊かな人間性を持つとともに、特に附属高知幼稚園などにおける豊富な実習の体験を通して、新たな幼児保育理論を備えた実践力を有する幼稚園教諭、保育士及び保育教諭を養成する。

■医療衛生学科

「医療検査専攻」
 医学および臨床検査に関する講義・実習・演習を通して、生命の仕組みと疾病の成り立ち及び予防に関する専門的知識と技術を習得するとともに、健康維持・増進の重要性を理解し、高度化・多様化する現代医療に貢献できる実践力を備えた臨床検査技師を養成する。

「歯科衛生専攻」
 多様な講義・演習・実習を通して専門的な知識と技術を習得し、豊かな人間性と倫理観を兼ね備え、専門的職業人として生涯にわたり自己研鑽し、口腔衛生管理・健康支援ができる歯科衛生士を養成する。

■看護学科

 専門的知識・技術を教授し、科学的・論理的思考を養い、かつ演習や実習を通じて実践能力を身につけ、社会の健康課題を人々と共に解決し、人々の健康と生活の質の向上に貢献できる豊かな人間性・創造性・主体性をもった看護専門職者を養成する。

■専攻科

「応用生命科学専攻」
 臨床検査技師養成教育を受け、習得した専門知識と技術を活用し、幅広い教養と実践力を養い、生命科学分野から保健医療分野まで広く応用できる問題解決能力を有した人材を養成する。

「地域看護学専攻」
 看護師としての学修内容の上に、公衆衛生看護学の知識体系を積み上げ、個人・家族・集団・組織からなる地域社会全体の健康レベルの向上のために、広い視野と洞察力をもち創造性豊かに他者と協働することができる看護職者を養成する。さらに、修了研究を通して課題発見力や論理的な思考力、表現力を身につけ、看護学の発展に寄与するための基礎的能力を養う。

学習成果

 高知学園短期大学では、教育基本方針に基づき、食・教育・医療各分野における専門的職業人として「平和と友愛」に貢献する人材を育成するため、本学における教育と学習を通じて次の四つの能力を獲得することができる。
1.専門的職業人として必要な知識と技能を身につけ、その内容と意義を説明することができる。
2.社会の状況を積極的に受け入れる柔軟な感性を持ち、周囲に広げていくことで、最新の知見を導き出し、適切な判断を下すことができる。
3.「平和と友愛」に貢献するため、倫理的な観点から専門的知識と技能を活用して考え抜き、自ら行動することができる。
4.自分の意見を的確に伝えると同時に多様な人々の意見を聴くことによって、相互に理解し尊重しあいながら自分の役割を果たすことができる。

■生活科学学科

 生活科学学科では、食と栄養から健康を保持・増進することで、世界の平和と友愛に貢献できる社会人となるため、次に掲げる能力を獲得する。
1.健康の保持・増進に貢献するため、食・栄養に関わる専門的知識を適切に活用することができる。
2.栄養に関する専門的職業人として、栄養と健康の情報を適切に発信することができる。
3.地域や医療・福祉等の組織と連携・協力して健康で豊かな生活の実現に向けた行動を起こすことができる。
4.食生活や食習慣の改善に寄与するため、自ら課題を立て、その課題の解決に取り組むことができる。

■幼児保育学科

 幼児保育学科では、子どもの健やかな成長を育むことで、世界の平和と友愛に貢献できる社会人となるため、次に掲げる能力を獲得する。
1.子どもたちの集団生活を育む教育・保育に必要な知識と技能を獲得することで、問題を発見し理論的な洞察力で解決することができる。
2.多様な情報を客観的に理解し社会貢献に向けた適切な判断力と自尊感情を獲得することで、子どもの心身の発達を支援することができる。
3.愛情に満ちた豊かな人間性を獲得することで、健やかな成長に適した環境を構成することができる。
4.最新の教育・保育理論を備えた保育の指導計画を立案し実践する能力を獲得することで、保育に関する指導を行うことができる。

■医療衛生学科

「医療検査専攻」
医療検査専攻では、臨床検査の専門的職業人として現代医療に貢献できる人材を養成するため、本専攻の教育と学習を通じて次の能力を獲得することができる。
1.臨床現場で貢献できる基本的な臨床検査の知識と技術を身に付け、その臨床的意義について説明することができる。
2.医療の進歩に対応し、最新の臨床検査学について自ら情報を収集し、臨床検査データを分析して評価することができる。
3.医療従事者としての高い倫理観を培い、臨床検査技師として現代の医療に貢献できるよう自ら行動することができる。
4.医療の対象者及び医療従事者と適切なコミュニケーションをとり、多様な人々と協働しながら自らの役割を果たすことができる。

「歯科衛生専攻」
医療衛生学科歯科衛生専攻では、教育目的に基づき、専門的職業人として継続的な口腔衛生管理と支援をするため、次に掲げる能力を獲得する。
1.倫理観を持ち、生活背景・人生経験豊かな人たちを敬い傾聴することにより、コミュニケーション力を身につけることができる。
2.良好な人間関係を構築し、他職種と協働・連携することにより地域貢献を推進していく主体的な力を持つことができる。
3.専門的知識と技能を身につけ思考力・判断力を高めることにより、口腔衛生管理と健康支援をすることができる。
4.自己研鑽を重ね、情報収集し、課題解決をプレゼンテーションする構成力と表現力を身につけることができる。

■看護学科

 看護学科では、人々の健康と生活の質の向上に貢献できる看護専門職者となるため、所定の教育課程を修了することで、次に掲げる能力を獲得する。
1.専門的知識を用いてアセスメントを行い、対象に必要な看護を判断することができる。
2.様々な健康課題を持つ対象に応じた看護計画を立案し、習得した看護技術を安全に実施することができる。
3.実践した看護を振り返り、評価・修正を行うことができる。
4.看護の対象と援助関係を築き、価値観を尊重した看護を行うことができる。
5.学習と体験をつなげて考え、学びを統合することができる。
6.自己を客観的に見つめ、考えを適切に伝えることができる。
7.状況に応じて、適切に報告・連絡・相談することができる。
8.チームの一員としての自覚を持ち、自己の役割をはたすことができる。
9.広く社会の情勢を知り、主体的・積極的に学習に取り組むことができる。
10.看護の責任ややりがいを認識することができる。

■専攻科

「応用生命科学専攻」
 専攻科応用生命科学専攻では、臨床検査の実践力と研究能力を有する専門的職業人を養成するため、本専攻の教育目的に基づき次の能力を習得する。
1.臨床検査学の基礎的知識・技術を基に、生命科学分野から保健医療分野における高度な専門的知識と技術を習得し、その内容・意義について評価し説明することができる。
2.生命科学・保健医療分野の進歩やそれに対する社会の状況を把握するため、自ら最新の知見を情報収集して問題点・研究課題を抽出し、解析・考察することができる。
3.研究課題や演習の遂行において、倫理的配慮を行うことができる。
4.他者とのディスカッションを通じ、自らの意見を伝え、相手の考えを聞くことにより、コミュニケーション能力を培い、より良い人間関係を構築できる。

「地域看護学専攻」
 専攻科地域看護学専攻では、本専攻科の教育目的に基づき、学習成果を以下の通りに定める。
1.公衆衛生看護学の知識・技術を用いて個や集団を統合的に理解し、健康課題を明確にできる。
2.人々の生活を多面的に捉え、対象者自身が生活習慣の改善に向けて取り組むための援助ができる。
3.集団の中の自分の位置を理解し、状況にふさわしい方法でリーダーシップを発揮することが出来る。
4.コミュニティの中にある組織活動の役割や意義を知り、住民主体の自主活動への支援について理解できる。
5.公的な組織の構造と機能、健康課題の解決に向けた地域の中のケアシステムを理解できる。
6.対象者のもつ権利を擁護するための看護専門職者の役割を考え、状況に応じた方策を導き出すことができる。
7.看護に関する自らの疑問を文献検討に基づいて洗練化し、収集したデータについて、論理的に解釈することができる。
8.看護に関する自らの疑問に取り組んだ結果を、他者に理解できるよう表現し、伝えることができる。

 

ディプロマ・ポリシー

■卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 高知学園短期大学では、本学学生が「学習成果」を達成して人類の福祉と文化の進展に寄与していくため、本学における教育と学習を通じて以下の能力を獲得した者に短期大学士の学位を授与する。
1.食・教育・医療それぞれの専門性における知識や技能を習得し、全学及び各学科・各専攻の教育目的に合致する資質と能力を獲得した者。
2.本学が掲げるキャリア形成基礎力の四つの能力「感じ、広げる力」「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を身につけた者。
3.人命を預かる責任感と倫理観を有し、世界や地域の動向を理解して 平和と友愛へ貢献するために専門的知識と技能を活用する実践力を備えた者。
4.広い視野から人命を尊重するとともに、専門的知識や技能を活用しながら、多様な人々と協働し学び続ける力を有する者。

■生活科学学科

 生活科学学科では、次に掲げる資質を身につけた者に短期大学士(生活科学)の学位を授与する。
1.食・栄養に関わる専門的知識を体系的に身につけ、健康の保持・増進に貢献する実践的な能力を備えた者。
2.栄養士を基盤とした専門家としてのキャリア形成に対する意識を持ち、コミュニケーション能力と協働の姿勢を有し栄養と健康の情報発信力を身につけた者。
3.平和と友愛の精神に基づいて、地域や医療・福祉等の組織の中で、連携・協働して健康で豊かな生活を実現する実践力を備えた者。
4.総合的な学習経験を通して、食生活や食習慣の改善に寄与する実践的能力を身につけるとともに、自ら課題を立て、その課題の解決に取り組むことができる者。

■幼児保育学科

 幼児保育学科では、平和と友愛の精神に則り、次に掲げる資質を身につけた者に短期大学士(幼児保育学)の学位を授与する。
1.保育者に必要な専門的知識及び基本的技能を身につけた者。
2.広い教養と専門性から社会的状況を分析しながら人命を預かる責任感を身につけた者。
3.子どもの健やかな成長を願う豊かな人間性を身につけた者。
4.社会の諸問題に対して、子どもの教育・保育に基づいた考えをまとめ、表現し、行動することができる者。

■医療衛生学科

「医療検査専攻」
 医療検査専攻では、学生が現代医療に貢献できるために、本専攻の教育と学習を通じて「学習成果」を達成し次の能力を獲得した者に短期大学士(臨床検査学)の学位を授与する。
1.臨床検査技師に求められる基本的な知識と技術を習得した者。
2.臨床現場の中で医療チームの一員として活躍できる幅広い実践力と問題解決能力を身につけた者。
3.医療従事者としての豊かな人間性、倫理観を有し、臨床検査学の知識と技能を活用できる者。
4.広い視野から人命を尊重するとともに、自らの役割を果たすためのコミュニケーション力を身に付け、多様な人々と協働し学び続ける力を有する者。

「歯科衛生専攻」
 医療衛生学科歯科衛生専攻では、学習成果に基づき、口腔衛生管理の専門職になるために次に掲げる資質を身につけた者に短期大学士(歯科衛生学)の学位を授与する。
1.豊かな人間性と倫理観を持ち、人を敬い傾聴する姿勢を身につけた者。
2.保健・医療・福祉を総合的に捉え、良好な人間関係を構築しながら地域および他職種と協働・連携することができる者。
3.根拠に基づいた全身的観点から口腔衛生管理・支援することができる知識と技術を身につけた者。
4.将来に向けてのミッションを持ち、考えを広げ学び続ける意欲と課題解決をまとめプレゼンテーションできる能力を有する者。

■看護学科

 看護学科では、人々の健康と生活の質の向上に貢献できる看護専門職者を目指し、次の要件を満たすと認められる者に短期大学士(看護学)の学位を授与する。
1.看護の専門的知識や技能を習得し、根拠に基づいた看護を実践する能力を有している。
2.看護専門職者としての倫理観をもち、対象を尊重した看護を実践する能力を有している。
3.学習と体験を統合し、対象の健康レベルと生活の質の向上のために深く思考する能力を有している。
4.他者との協働関係を構築するために、自己を客観的に理解し、表現する能力を有している。 5.看護の価値を見出し、生涯学び続ける力を有している。

■専攻科

「応用生命科学専攻」
専攻科応用生命科学専攻では、生命科学や保健医療の分野で貢献できる人材となるために次の能力を習得したものに対し、修了認定を行う。
1.生命科学・保健医療分野の高度な専門的知識や技術を習得した者。
2.自ら行った実験・研究を通じ、問題解決に必要な知識・技術を融合的に応用できる能力を養い、研究論文作成法を習得できた者。
3.生命科学・保健医療を学び活用する者として、責任感と倫理観を有し、それを実践できる者。
4.コミュニケーション能力を培い、他者と適切な人間関係を築くことにより、医療に携わる者としての資質を備えた者。
(学位授与)専攻科修了者のうち、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が定める要件を満たした者には、学士(保健衛生学)の学位が授与される。

「地域看護学専攻」
専攻科地域看護学専攻においては、地域で生活している人々の健康増進を目指すと共に地域全体の健康レベルの向上に貢献できる看護職者として活躍するため、以下に示す知識と技能、態度を習得した者に課程修了を認定する。加えて独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が定める要件を満たした者には、学士(看護学)の学位を授与する。
1.人の生活と健康に関する解剖生理学的知識や行動心理学的知識、公衆衛生看護学の知識を基盤に、多様な背景をもつ対象者の主体性や価値観を尊重して信頼関係を築き、行動変容に導くことのできる能力を有する。
2.国や地方自治体が掲げる健康施策の理解と将来的な予測に基づき、地域の健康課題を明確にし、他者と連携・協働しながら組織的に課題 を解決するための企画力や調整力を有する。
3.研究テーマについての文献検討と論文作成、プレゼンテーションを通して論理的思考力や表現力を高め、看護の質の向上に向けたリーダーシップを有する。

4.地域の中にある論理的な問題に対して、権利擁護の視点から考え、専門職として向き合い、常に自身の行動を振り返って考えることができる力を有する。

 

カリキュラム・ポリシ−

■教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 高知学園短期大学では、平和と友愛の精神を柱とし、自由と規律を尊び、真理を深め、創造性と情操を培い、広い教養と社会性を身につけた専門的職業人を育成するため、以下の方針に基づいて教養教育と専門教育の区分を軸とした教育課程を編成し、質の高い教育を実施する。
1 人々の健康的な成長と豊かな生活に貢献する専門的職業人を育成するため、専門的な知識や技能に基づく分野を学科・専攻別に設定した専門教育の課程を編成し、生命を預かる責任感と倫理観に基づく総合的・創造的な実践力を段階的に養う教育を実施する。
 ・食・教育・医療の各専門性を尊重しながら学科横断的に協働することを通して、多角的に思考し専門性を高める教育を実施する。
2 さまざまな問題の原因を探り課題を克服しながら成長できる専門的職業人を育成するため、具体的な授業内容と到達目標及び授業以外で学習すべき内容を明確に示す教育課程を編成し、自ら計画を立てて主体的に学ぶことができる教育を実施する。
3 食・教育・医療各分野から平和と友愛に貢献する専門的職業人を育成するため、広い視野から思考し実行する教養教育の課程を学科・専攻別に編成し、世の人々のために役立つ責任感と倫理観をもって価値の多様性を知る教育を実施する。
・グローバルな視点から文化を理解し尊重するため、教養教育に「芸術と文化」を基本とする分野を編成し、外国語や文学及び文化の基礎的理解を深める教育を実施する。
・科学的思考に基づき、一つの問題を幅広い視野から考えるため、教養教育に「社会と自然」を基本とする分野を編成し、多様な人々と協働し理解しあえるコミュニケーション能力と情報を収集する力を育む教育を実施する。
・人々の健康を支え、自らが主体性をもって活動に取り組むため、教養教育に「運動と健康」を基本とする分野を編成し、体験を通して健康と運動との関連について理解を深める教育を実施する。
4 自らの成長と課題を自覚することができる専門的職業人を育成するため、基礎から応用へと段階的に発展する教育課程を編成し、学生自らが新たな目標を定め主体的に学ぶことができる教育を実施する。
 以上の方針の下、獲得された学習成果を高知学園短期大学・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

■生活科学学科

 生活科学学科では、食・栄養・健康に関する幅広い知識と実践的な技術を備え、社会で活躍できる栄養士を養成するための教育課程を編成し、特に以下に掲げる目標を達成するための教育を実施する。
1.栄養士として実践に役立つ専門知識と実験・実習を通して実務能力を1年次から習得し、さらに給食管理実習・栄養教育実習等の学外実習を通して実践力を養う教育課程を編成し、実施する。
2.社会の動向に対して適切に対応するため、広い視野から食と健康を考えることができる栄養士や栄養教諭を養成するため、多様な分野から教養教育を構成し、専門教育による体系的編成と関連づけながら専門性の強化を図る教育を実施する。
3.社会におけるさまざまな食の問題を健康の観点から解決するため、授業で学習する内容と授業以外で学習する内容を結びつけて理解を深める教育課程を編成することで、栄養の重要性を理解し、自ら計画を立てて主体的に取り組む教育を実施する。
4.実験・実習科目では、グループ単位の少人数教育・指導・支援体制を強化し、学生一人一人が主体的に学べるように十分な学習時間を確保しながら教育を実施する。
 以上の方針の下、獲得された学習成果を生活科学学科・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

■幼児保育学科

 幼児保育学科では、幼稚園教諭と保育士、保育教諭を養成するための教育課程を基本とし、保育を通して世界の平和と友愛に貢献するために有益な教養教育と専門教育の教育課程を編成し、特に以下に掲げる目標を達成するための教育を実施する。
1. 教育・保育における応用的・実践的な理論・技能への発展性と一貫性を理解する総合的な教育課程を編成することで、保育者として果たす責務を認識し、専門性を向上する教育を実施する。
・保育の領域について、領域それぞれの学問的背景や基盤となる考え方を学ぶため、「教育及び保育の領域」の分野を編成し、保育内容に基づいて子どもを理解する教育を実施する。
・教育・保育の理念や子どもの心身の発達に寄与する役割を自覚するため、「教育及び保育の本質・目的・対象の理解」の分野を編成し、子どもの発達に基づいて保育の重要性を考える教育を実施する。
・教育・保育を通じて育みたい資質・能力を子どもの生活から捉えるため、「教育及び保育の内容・方法」の分野を編成し、子どもの生活の中から幼児保育学の基礎理論や表現技術、指導の方法を身に付ける教育を実施する。
・食・教育・医療の各専門分野と連携して、子ども理解を深める保育者を養成するため、「総合的専門科目」を編成して、子どもの健康を多様な視点から考え、他の専門分野と学科横断的に連携する教育を実施する。
・教育・保育の現場で子どもの最善の利益を尊重する姿勢を育てるため教育実習・保育実習の分野を編成し、専門的理論及び技能を正しく活用した保育実践力を養う教育を実施する。
2. 常に教育・保育に関する新しい問題に向かって、原因を究明しながら成長できる専門的職業人を養成するため、授業で学習する内容と授業以外で学習する内容を結びつけて理解を深める教育課程を編成し、子どもの心身の発達を理解し主体的に学ぶことのできる教育を実施する。
・学習成果を適切にフィードバックする教育を実施するため、学修ポートフォリオを導入して学生が自らの学びをふり返り、目標を立てて達成度を確認できるようにする。
3. 教養教育では、倫理的な責任感に基づいて広い視点から保育の意義を考え実践するための教育を実施する。
・グローバルな視点から子どもの成長を考え、多様な文化を尊重する保育者を育成するため、教養教育に「芸術と文化」の分野を編成し、外国語や文学及び文化の基礎的理解を深める教育を実施する。
・科学的思考に基づき、あらゆる問題を幅広い視野から思考できる保育者を育成するため、教養教育に「社会と自然」の分野を編成し、多様な人々と協働し理解しあえるコミュニケーション能力と情報を収集する力を育む教育を実施する。
・子どもの健康を支え、自らが主体性をもって活動に取り組むため、教養教育に「運動と健康」の分野を編成し、スポーツや体験を通して健康と運動の関連について理解を深めるための教育を実施する。
4. 日常生活におけるさまざまな問題を幼児保育の観点から発見し、問題を積極的に解決しようとする意欲と姿勢を持った専門的職業人を養成するため、基礎から応用・実践へと段階的に発展する教育課程を編成し、学生自ら目標を立てて主体的に取り組む教育を実施する。
以上の方針の下、獲得された学習成果を幼児保育学科・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

■医療衛生学科

「医療検査専攻」
 医療検査専攻では、学生が「卒業認定・学位授与の方針」にかなう能力を獲得することによって、現代医療に貢献できる臨床検査技師を養成するために、以下の方針に基づいて教育課程を編成し、実施する。
1.基礎、専門基礎分野の教育課程を編成し、広い視野から医療従事者に必要な知識と技術を習得できる教育を実施する。さらに専門分野の講義・実習をとおして臨床検査技師に必要な専門的知識と技術を習得できる教育課程を編成し実施する。
2.専門分野の講義・実習・演習をとおして総合的な病態解析能力 を身につけ、医療の進歩及び公衆衛生の向上に貢献できるための教育課程を編成し実施する。
3.豊かな人間性を養うために基礎分野に生命倫理などの教育課程を編成する。また、専門分野の実習や演習においてはグループによる学習を重視した教育課程を編成し実施する。
4.臨床現場に身を置き、実際の日常業務を体験することで、臨床検査技師としての役割と責任を自覚し、コミュニケーション力を高めることができる教育課程を編成し実施する。
 以上の方針の下、獲得された学習成果を医療衛生学科医療検査専攻・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。
「歯科衛生専攻」
 医療衛生学科歯科衛生専攻では、広い教養と良識のある歯科衛生士を育成するための教育課程を編成し、歯科医療の高度化と多様なニーズに対応するための知識と技能を習得することを基本とし、以下に掲げる目標を達成するための教育を実施する。
1.基礎分野教育課程を編成することで良好な人間関係を構築するために科学的思考の基礎および人間と生活に必要な教育課程を編成し、豊かな人間性、コミュニケーション力を養うための教養教育を実施する。
2.専門基礎分野教育課程を編成することで人体の構造と機能および疾病の成り立ちと予防など基本的知識を習得するとともに健康に関わる社会の仕組みを理解するために必要な教育課程を編成し、基本的な専門基礎教育を実施する。
3.専門分野教育課程を編成することで口腔に関わるより専門的な知識と技術を習得するとともに、保健医療人としての基本的な態度・論理的思考に必要な教育課程を編成し全人的視点からの口腔の健康支援ができる専門教育を実施する。
4.選択必修分野教育課程を編成することで他職種と協働・連携の重要性を理解するために必要な教育課程を編成し、3年間のまとめとして健康教育での学びをプレゼンテーションする力を高める自主的な教育を実施する。
以上の方針の下、授業で学習する内容と授業外で学習する内容を結びつけて理解を深める教育を体系的に編成して実施し、獲得された学習成果を医療衛生学科歯科衛生専攻・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

■看護学科

 看護学科では、社会の健康課題を人々と共に解決し、人々の健康と生活の質の向上に貢献できる豊かな人間性・創造性・主体性をもち、学習成果に示した能力を有する看護専門職者を養成するため、以下の方針に基づいて教養教育と専門教育の区分を柱とした教育課程を編成し、教育を実施する。
1.人間や社会の営みをグローバルな視点から理解するための「社会と自然」、「芸術と文化」に関する科目、および人間の健康的な生活を理解するための「運動と健康」に関する科目を教養教育科目として教育課程を編成し、豊かな人間性を培い、看護学の基盤となる様々な学問領域における知識や教養を身につけるための教育を実施する。
2.個人、家族、地域社会それぞれの健康レベルに応じ、倫理的視点をもちながら根拠に基づいた看護を実践するために、専門教育科目では系統的かつ基礎から応用・統合へと段階的に学習する教育課程を編成し、学習と体験を統合した思考ができる教育を実施する。
3.グループワークやロールプレイなどの演習を含む科目や実習科目を通して、各々の価値観を尊重しながら倫理的態度で他者と関わる力を有する看護専門職者を養成するための教育を実施する。
4.看護統合分野では、それまでの学びを統合するとともに、課題を探求・考察する能力を育てるための教育課程を編成し、学生自らが主体的に学ぶことができる教育を実施する。
 以上の方針の下、獲得された学習成果を看護学科・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

■専攻科

「応用生命科学専攻」
 専攻科応用生命科学専攻では、学位授与認定の目的を達するため、次のようなカリキュラムを編成し、実施する。
1.高度な医療技術者であるとともに応用力のある人材を育成するため、生命科学・保健医療分野の幅広いカリキュラムを編成し、専門的職業人として備えるべき素養と実践力を習得できる教育を実施する。
2.修了研究として各研究分野のテーマに取り組むことにより、それまでに学習した理論、知識、技術を複合・融合的に駆使し、課題探求能力を主体的に習得できる教育を実施する。
3.生命倫理に関する知識を基盤として、移植医療・生殖医療・遺伝子解析などの分野や、修了研究において、対象者への倫理的配慮を習得できる教育を実施する。
4.ゼミ形式の授業や修了研究において発表を行うことで、プレゼンテーション・コミュニケーション能力を習得できる教育を行う。
 以上の方針の下、獲得された学習成果を専攻科応用生命科学専攻・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

「地域看護学専攻」
  専攻科地域看護学専攻では、教育目的に示した保健師と養護教諭一種(養護教諭二種免許状取得者のみ)を養成するため、以下の方針に基づいて、公衆衛生看護に関する基本的知識を、講義、演習、実習と段階的・系統的に応用し、実践力を獲得できるよう教育課程を編成し、実施する。
1.公衆衛生看護学概論を基盤として、対象理解とアセスメント、家庭訪問、健康相談、健康教育、保健計画、地域組織活動といった公衆衛生看護活動についての基本的な知識と技術を習得するための教育を実施する。
2.公衆衛生保健指導論として母子・成人・高齢者・精神・障害者(児)・産業保健・学校保健といった分野別に、対象に応じた保健指導に必要な知識と技術を習得するための教育を実施する。
3.対象を的確にとらえ、多様な側面から健康課題を明確にできる視点を養うため、疫学、保健統計学U、外国語、情報科学Vを設定し、集団や組織の情報把握、情報処理の知識と技術を習得するための教育を実施する。
4.既修得科目を統合して対象地区の状況に合わせた公衆衛生看護を実践する力を養うために公衆衛生看護実践論、公衆衛生看護管理論、保健医療福祉行政論を設定し、行政の保健師の役割と地域ケアシステムについて理解を深めるための教育を実施する。
5.個人・家族・集団・組織の支援実習、公衆衛生看護活動展開論実習、公衆衛生看護管理論実習を設定し、臨地において指導を受けながら公衆衛生看護活動を具体的に理解し、倫理的な視点をもって人々と協働し、看護を実践するための教育を実施する。
6.修了研究に取り組み、論理的思考力や表現力を高め、専門職としての自己教育力を強化するための教育を実施する。
 上記1〜6の方針のもと、獲得された学習成果を専攻科地域看護学専攻・学習成果査定の方針に基づいて客観的に評価する。

アドミッション・ポリシー

 

充実した大学生活のための方針

幅広い教養教育ときめ細かな専門教育

豊かな教養を身につけたスペシャリストは、社会で最も求められる人材です。本学は、自分の興味や関心を伸ばす教養教育と実習を重視した専門教育によって学生ひとりひとりの可能性を最大に広げる、充実した教育体制を整えています。

情報処理などのキャリアアップ講座が充実

これからの社会では、OA機器を自在に使いこなす能力が不可欠です。本学ではパソコン実習室を設け、情報処理系の講座を充実させています。また、パソコン技能などに対応したキャリアアップ講座にも力を入れています。

短期大学士と専門資格を同時に取得

規定の単位を修得すれば、卒業時に短期大学士の学位に加えて、各種の資格(受験資格含む)および免許状などが与えられます。社会で大活躍できるパスポートともいえる資格や免許状を手に入れ、未来へ大きく羽ばたくことができます。

親身な就職指導、卒業後のサポートも万全

就職難といわれる時代ですが、本学は就職委員会を中心とした親身な指導によって、屈指の就職率を誇ります。また、社会人になってからの再就職の相談にも積極的に応じています。全学をあげて、学生の夢をバックアップしているのです。

専攻科、4年制大学への編入学も積極支援

本学を卒業後、さらにステップアップを希望する学生に対しては、専攻科や4年制大学への編入学の支援をきめ細かく実施しています。本学と編入学提携を結んだ大学も多く、希望者には綿密な情報提供や面談をおこない、最良の進路を指導します。

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