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 専攻科応用生命科学専攻

 さらに高度な臨床検査技師を目指す
1年制

 学士(保健衛生学)の学位(大学改革支援・学位授与機構認定)・医療情報技師(日本医療情報学会認定資格)・上級バイオ技術者受験資格(日本バイオ技術教育学会認定資格)

さらに高度で専門化する臨床検査を学ぶ。
広い視野から医療を学ぶとともに、高度な
専門知識を持った臨床検査技師を養成します。 

 考える力を持ち、高度な医療・生命科学に深い関心を抱き、探求心に富む人材育成を目指します。

専攻科応用生命科学専攻
専攻長
富永 麻理
 近年、医療の現場では臨床検査の果たす役割が拡大しています。臨床検査の高度化・専門化に対応するため、本学では平成13年度に1年制の専攻科応用生命科学専攻を設置し、平成27年度には特例適用専攻科の認定を受け、大学改革支援・学位授与機構による学位認定試験を受けることなく、4年制大学と同等の学士(保健衛生学)の取得が可能となりました。現在、臨床検査技師教育は、4年制、更には大学院教育へと広がっており、本学専攻科修了後には大学院進学も可能です。
 本学の応用生命科学専攻には、3年間の臨床検査学の学びの後、臨床検査技師国家試験受験資格を取得した学生が入学し、質の高い医療や科学の進展に対応できる能力を身につけます。医療情報技師、超音波検査士、細胞検査士、胚培養士などの更なる資格を目指すための基礎となる講義や演習も受講できます。
 専攻科の授業科目の特徴は、自ら学び探求し、応用力と問題解決能力を養う修了研究です。修了研究では、指導教員のもとテーマを設定し、文献検索、研究計画の立案、実験、結果の評価と考察を行い、修了論文を完成させ、研究・科学的思考の能力を培います。
 専攻科で、将来に向けた創造力と探求心を養い、自身の可能性を広げてみませんか。
本専攻科を修了し、学位申請により4年制大学と同等の学士(保健衛生学)を取得できます
専攻科応用生命科学専攻は、大学改革支援・学位授与機構に認定された特例適用専攻科です。

 主なカリキュラム

医学検査セミナー

多数の教員による授業をとおして幅広い内容を学びます。
 医学検査セミナーは、8名の教員が担当し、授業の内容や形態は各教員に任されています。このため、各教員の専門領域に関する内容に広く接することができます。また内容や形態も毎年変わることもあり、非常にダイナミックな科目となっています。
 この科目を通して視野を広げ、広い視点から柔軟に思考することの大切さを学んでいきます。

修了研究(医用工学、生理検査学)

医学における課題の発見と問題解決能力を養います。
 修了研究は、現在の生命科学や医学の中で課題を発見し、それらを解決するための情報収集法と研究・実験のすすめ方を学びます。さらに得られた研究成果に基づいて論文を作成します。
 2016年度の医用工学・生理検査学分野では、2つのテーマ、「事象関連電位の全脳的評価について」および「認知課題遂行中の脳活動状態の推定に関する研究」に取り組みました。現在、ヒトの認知機能に関する研究は認知症との関連からも大いに注目されており、多くの未解決問題があります。
 修了研究でも認知課題のひとつである言語課題遂行中の脳活動状態を調査しました。実験モデルを学生自ら考案し、実験を行い、収集した脳波データに関して全脳的なデータ処理の方法を従来法と比較検討しました。また認知課題遂行中の脳波データを解析することで、脳部位間の相互協働性について推定を行いました。

生殖発生生物学

生殖医療や再生医療の実用化に対応する
最新の生殖発生学の医学的知識を習得します。
 「生殖」を中心とした解剖学・生理学・発生学の基礎から、さらに最新の医学として、生殖細胞とも関連のある幹細胞や再生医学までを学習します。また、不妊症治療を中心に生殖医療について学び、倫理的・社会的問題についても考えます。将来的に、生殖補助医療を担う胚培養士の資格取得にも繋がる内容です。

遺伝子解析学演習

臨床への応用がすすめられている遺伝子
解析法の原理と方法について学びます。
 先天性疾患である遺伝病はもちろんのこと、動脈硬化や糖尿病などの後天性疾患においても遺伝子の異常が関与しています。現在、遺伝子解析法は遺伝性疾患や悪性腫瘍の診断、病原微生物の同定、個人識別などに応用されています。
 遺伝子解析学では、RCR-RFLP法、塩基配列の決定法、サザンハイブリダイゼーション、組換え遺伝子の作製・検出など、臨床への応用がすすめられている遺伝子解析法の原理と方法について実技を交えながら学びます。

医療情報学・医療情報学演習

医療情報技師の取得を目指し、質の高い医療サービスを支えるスペシャリストを養成します。
 この授業では、日本医療情報学会の認定する医療情報技師資格の取得を目指します。医療の重要なインフラとなった病院情報システムを、臨床検査技師として、的確かつ円滑に運用していくための知識・技能を学びます。
 医療情報技師は、情報処理技術、医療情報システム、医学・医療と広い範囲の知識が必要となります。講義では基本的な事項を幅広く学習し、演習では試験問題やデータベース、ネットワーク、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン等の個別のテーマに関する実習を通じて理解を深めます。教科書や過去問題集を用いた家庭学習も併せて、合格できる実力を養成していきます。

病態解析学特論I・II

臨床症状や病歴、各種の臨床検査データから
推測される病態を解析する力を養います。
 臨床検査技師は、的確な診断と治療を行うために正確な臨床検査情報を提供することが求められています。病態解析学特論では、具体的な臨床検査データを含めた患者情報からどのような病態にあるのかを読み解き、さらに必要とされる検査を提案したり、他の医療従事者と検査結果についてディスカッションできる臨床検査技師を目指します。

環境微生物学

微生物生態系を構成する環境中の微生物と
ヒトの暮らしとの関わりを学びます。
 『環境微生物』は、歴史的にみると、発酵という反応を通して、私たちの暮らしの中で身近に存在しました。しかし、人は食中毒や感染症などの病気にかかって『微生物』の存在を意識し、『微生物』全てをバイキン扱いしている人も多いのではないでしょうか?
 微生物は地球上に生息するあらゆる生命と関わりをもち、特に地球上の物質・エネルギーの循環においては重要な役割を担っています。我々の生活が快適になるにつれて地球の温暖化が進み、真っ先にその影響を受けるのが微生物生態系といわれます。環境微生物学では病原微生物だけではなく、人為的環境汚染と微生物、食品管理と微生物、身近な微生物がどのように活用されているのかなど幅広く学習します。

 先輩の声

専攻科応用生命科学専攻
森岡 薫乃
  私は医療検査専攻入学当初は専攻科への進学を考えていませんでした。しかし、3年次での臨地実習でもっと知識を得て自信をつけたいと感じ、専攻科への進学を決めました。医療検査専攻在学中に自分に合った進路の選択ができ、また、既に国家資格を取得しているので研究に専念できることが専攻科の魅力です。講義では検査所見から病態を読み取る力、論文の検索や読解方法を学びました。プレゼンテーションを行う機会が多く、どうやったら相手に上手に伝えることができるのか考えながら資料を作成し、表現力や文章力も身に付きました。
 修了研究では自らが興味を持った分野について、より専門的な知識を得ることができます。先生とコミュニケショーンを取りながら論文作成に取り組み、研究の楽しさや大変さを実感し、研究成果の発表を行うことで自信にもつながりました。
 専攻科は、上級資格取得などのスキルアップに加え、臨床現場でも役立つ技術や知識を豊富に得ることができる場所です。先生方の優しく熱心なご指導により、充実した1年間を過ごすことができ、大きく成長することができました。今後も勉学に励み、専攻科での経験を活かし、信頼される臨床検査技師を目指します。

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