学科紹介

ホーム > 学科紹介 > 医療検査専攻


 医療衛生学科 医療検査専攻

 臨床検査技師を目指す
3年制

 短期大学士(臨床検査学)・ 臨床検査技師国家試験受験資格・健康食品管理士認定試験受験資格・中級バイオ技術者認定試験受験資格・医療情報技師認定試験受験資格・赤十字救急法救急員認定受験資格

診断や治療に欠かせない臨床検査を学ぶ。
広い視野から医療を学ぶとともに、高度な
専門知識を持った臨床検査技師を養成します。

 臨床検査技師を目指すみなさんの夢や希望を実現する場。48年間の歴史と伝統をもった臨床検査技師養成。

医療衛生学科 学科長
医療検査専攻 専攻長
髙岡 榮二
 臨床検査技師は、チーム医療の一員として病気の診断や治療方針の決定に必要な医療情報を提供する国家資格を有した医療従事者です。免許取得後さらに細胞検査士、胚培養士、超音波検査士、認定微生物検査士、認定救急臨床検査技師、治験コーディネーター、糖尿病療養指導士などの認定資格を取得し、最先端の医療を支えています。現在では全国で約6万人、高知県では約600人の臨床検査技師がそれぞれの医療施設で活躍しています。
 本学は全国に先駆けた臨床検査技師養成校で48年間の歴史と伝統の下に、2200余名の卒業生を送り出しています。卒業生は、全国の病院、検査センター、教育研究施設で活躍しています。また卒業生の3割近くが本学の専攻科応用生命科学専攻や国立大学保健学科へ進学しています。
 医療検査専攻は、臨床検査技師を目指すみなさんの夢や希望を実現する場です。入学後は医学および臨床検査に関する講義・実習・演習を通して、生命の仕組みと疾病の成り立ち及び予防に関する専門的知識と技術を習得します。そして健康維持・増進の重要性を理解し、高度化・多様化する現代医療に貢献できる実践力を備えた臨床検査技師として社会で活躍することができます。
卒業と同時に短期大学士(臨床検査学)と臨床検査技師の国家試験受験資格が与えられます。

 主なカリキュラム

輸血・移植検査学

安心、安全な輸血・移植が行えるように
輸血・移植検査について学びます。
 輸血検査では、輸血に伴う副作用を防止し、安全な輸血を実施することを目的にABO血液型やRh血液型を中心に血液型の機能、臨床的意義、また輸血に必要な血液型の判定方法、血液製剤の種類、輸血の副作用について学びます。また、移植検査では移植に必要なHLA(ヒト白血球抗原)の遺伝子、構造、機能、タイピング法、拒絶反応のしくみなどについて学びます。

医療安全管理学

臨床検査技師として必要な医療安全の基本的概念、専門的な知識と技術について学びます。
 医療安全管理学は、平成29年度から新しく開講された科目です。医療事故や感染のリスクに対して迅速かつ的確に対応できることを目標とし、患者さんと臨床検査技師とのかかわり、臨床検査と医療事故について、各部位からの検体採取方法、院内感染対策としてのワクチン接種、採血方法について学びます。

遺伝子・染色体検査学実習

基礎研究から臨床診療に活かされている
染色体・遺伝子検査
 科学技術の進歩と共に遺伝子・染色体の解析レベルも飛躍的に進歩し、学問・研究で得られた成果が今、臨床応用として疾患を遺伝子・染色体レベルで検査し診断する時代となっています。つまり医療従事者として遺伝子・染色体についての知識と検査の原理・方法を理解している必要があります。そして臨床検査技師は実際に染色体異常疾患に対しどのようにして検査・判断するのか、高校の生物遺伝学で学んだ遺伝子の変化や異常でおこる遺伝子異常疾患をどのような機器を使用して検査・診断につなげるか等を、実習を通して学びます。

生化学

体の中で常時起こっている化学反応を学びます。
 ヒトの体は、様々な物質から構成されています。それらが互いに作用し合うことによって細胞や組織、器官が働き、個体として生命活動が営まれます。生化学では、人体がどのような物質から成り立っているのか、それらの物質がどのように合成・分解され、調節されて生命の維持に役立っているのかを学習します。正常な人体における化学反応を知り、病気を理解する基礎を固めます。

生理検査学実習

臨床検査の中でヒトを対象とした
検査法について学びます。
 臨床検査のうち、患者さんの身体の状態を直接検査する心電図検査、肺機能検査、脳波検査、末梢神経伝導検査などの実習を行います。実習では学生は検査者、患者役となり、実際に検査を行い、患者対応、機器操作、検査結果(心電図波形、脳波波形、各計測値)の見方などを学びます。最近では脳波、末梢神経伝導検査の測定機器を新規購入し、さらに充実した実習を行うことができるようになりました。

病理検査学実習

病気の確定診断には必須の検査法です。
 病理検査は、患者さんから採取した細胞や組織の一部を顕微鏡で観察し、病気の確定診断から治療法の選択につながる大切な臨床検査です。診断をするのは医師ですが、診断のための染色標本の作製は重要な臨床検査技師の役割であり、標本の良し悪しが診断に大きく影響します。病理検査学実習では、細胞や組織の処理法から染色法、さらには病気を診断するために必要な染色技術の習得を目標としています。

臨床病理学演習

病気をさまざまな角度から解析する方法を学びます。
 急速に進歩している医療現場で働く臨床検査技師には、疾患の本態を知り、病態解析ができる高度な能力が求められています。疾患を総合的に把握できる高い見識と能力を養うために、病気について総合的に学びます。学生一人ひとりが、自分で選んだ病気の原因、検査結果、臨床所見、診断法、治療法とその予後、予防法、疫学的データ等の多岐にわたる医療情報を収集し、まとめてパワーポイントで発表します。

伝統のセレモニー 宣誓式

医療検査専攻の3年生は3ヶ月にわたって高知県内の指定病院で臨地実習に臨みます。臨地実習を前に医療チームの一員である臨床検査技師の責任と役割を認識し、将来に向かって医療人としての自覚を高めるために宣誓式を開催します。宣誓式では、医療人としての誇りと自覚を胸に刻んでもらうために誓詞書と臨地実習名札を一人ひとりに授与します。

 教員からのメッセージ

医療検査専攻 准教授
村上 雅尚
  新型インフルエンザ、エボラウイルス病、結核、水虫、全てヒトに病気を起こす『病原微生物』による疾患です。いつの時代も病原微生物が人類に局地的、世界的に猛威を振るい、時には生死に関わる感染症を引き起こしてきた史実があります。
 私の主な担当は微生物学、微生物検査学、微生物検査学実習です。病原微生物は大きく真菌・細菌・ウイルスに分けられ、それぞれに多くの種類があります。微生物は肉眼で見ることができないため顕微鏡観察が必須の技術になります。科学技術の進歩により多くの検査が自動化され、微生物検査も例外ではありません。しかし、人の眼で診る昔ながらの方法は非常に優れており基本的な技術です。私は微生物学の側面から病原微生物の性質、特徴とそれがもたらす疾患について指導します。他の先生方からも他分野の側面から同じように学びます。
 一つの疾患を様々な面(分野)から診ることのできる『眼』、検出する『手技』そして知識を皆さんは習得します。我々教員は皆さんが知識・技術に加え、その先の“新しい検出方法の確立ができないか”といった探究心をもって取り組めるよう応援していきます。

 先輩の声

医療検査専攻2年
野中 萌花
  私は幼いころから、人の役に立つ仕事に就くのが夢でした。高校二年生の時、担任の先生に勧められ、初めて臨床検査技師の仕事に出会いました。そんな時、病院で臨床検査技師の方々が働く姿を実際に見て憧れを持ち、臨床検査技師を目指すようになり、本学の医療検査専攻に入学しました。
 臨床検査技師になるために必要な知識は、自分が思っていた以上に多く、ヒトの体について細胞レベルまで、さまざまな視点から広く深く学習しなければなりません。そのため、3年間しっかり学習できる環境が大切だと感じています。勉学だけでなく、チームワークやコミュニケショーン力も求められます。本学では、先生方も親身になってご指導して下さり、私は日々の学習に意欲的に取り組めています。これからは実習も増えてくるので、仲間と切磋琢磨しながら、さらに知識や技術を向上させて自信を付けていきたいです。
 将来は、本学で学んでいる知識や技術を十分に活かして、患者さんの不安を少しでも取り除けるような、思いやりのある臨床検査技師になりたいと思っています。そのために、これからも日々勉学に励みたいと思っています。

〈▲ページの最初に戻る〉