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専攻科地域看護学専攻

保健師、養護教諭(一種)を目指す
1年制

学士(看護学)の学位※大学改革支援・学位授与機構認定・保健師国家試験受験資格・養護教諭一種免許状(養護教諭二種免許状取得者のみ)・第一種衛生管理者(保健師免許取得後申請による)

地域全体の健康に貢献する
看護専門職としての力を身につける。

保健師、養護教諭(一種)を目指します。

 地域社会全体の健康レベルの向上のために、広い視野と洞察力をもち創造性豊かに他者と協働できる看護専門職を養成します。

専攻科地域看護学専攻
専攻長
燗。 裕子
 近年、全国的にも少子高齢化が進展する中で、高知県は全国に10年先行して高齢化が進んでいるといわれ、さらに、人口減少も15年先行しているといわれています。特に中山間地域では過疎化が進み、人口減少と高齢化の進行が大きな課題となっています。そのような中で保健師には、地域に住むすべての人々を対象に、疾病を予防し、誰もが住み慣れた地域で自分らしく生き生きと暮らせることを目指して、地域全体の健康レベルが向上するよう様々な活動が求められています。
 本学の専攻科地域看護学専攻は、看護師免許を取得した後、1年間で公衆衛生看護について学び、地域に住む人々すべてを対象とした看護実践を行うための知識、技術、態度を習得することを目指しています。専攻科では、看護学科での個人や家族を対象とした看護実践から、地域を対象とする看護への思考の広がりが必要となるため、より専門性の高い内容を学んでいきます。現在、医療や看護を受ける場が病院や施設から在宅へと移行していく中で、人々の生活や地域をみることができる視点は、看護師にも求められています。
 また、養護教諭には、教育現場で地域と連携を図り、コーディネートしていく力が重要となります。入学した皆さんが、このような力を身につけて社会で活躍できるよう、私たち教員は全力でサポートしていきます。
本専攻科を修了し、学位申請により4年制大学と同等の学士(看護学)を取得できます。
専攻科地域看護学専攻は、大学改革支援・学位授与機構に認定された特例適用専攻科※です。※申請中

 主なカリキュラム

公衆衛生看護学概論

公衆衛生看護学の基盤となる考え方を学びます。
 公衆衛生看護とは、行政・学校保健・産業保健の3領域を含み、地域で生活する誰もが心も体も健康で自分らしく暮らすことができるように、人と環境に働きかけを行います。そのため、対象者は新生児から高齢者まで全ての人々であり、健康レベルも健康増進から、疾病予防、病気や障害からの回復、さらには安らかな死に向かう段階すべてが対象となります。どの健康レベルであっても対象者の生活の質を高め、その人らしい人生を送ることができるよう公衆衛生の立場からの支援を行います。
 また、個人や家族だけでなく集団や組織、地域全体も対象と捉え、健康の保持増進に向けて支援していきます。そのために、予防的視点で支援する専門職としての役割と共に、保健・医療・福祉の知識や技術を活用した支援を展開するために基盤となる考え方を学びます。

公衆衛生看護学実習

地域での体験の中から公衆衛生看護のあり方について学びます。
 県内の保健所や市町村保健センター等で実習を行います。人々の生活する場である地域において保健師が住民と共に行っている活動を見学したり、保健事業に参加したり、実際に保健師活動を行うことで保健師の役割を学んでいきます。
 家庭訪問や健康相談、健康診査など様々な機会を通じて、地域の人々の声に耳を傾け相談にのり住民が主体的に問題解決に取り組めるよう支援します。また保健事業では、乳幼児健診や両親教室、メタボリックシンドロームの予防のための健診や教室、障害者に対するデイケア、介護予防教室など様々な事業を体験します。
 さらに実際の個別事例を通して関係機関との連携のあり方や他職種の役割と専門性を学び、人と人、機関と機関をつなぐ役割について実習します。地域の方々と出会い、ふれ合い、共に活動する楽しさを学ぶことができる実習です。

地域組織活動論

住民の主体的な地域組織活動を支援し、地域全体の健康度を向上します。
 地域の中では様々な組織が活動しています。保健師の役割の1つである自主グループを育成したり、養成したりする組織化活動、そしてセルフヘルプグループへの側面的な支援のあり方、すでにある地域組織との協働について、その方法や組織の発展過程に応じた支援のあり方を学びます。
 また、住民の主体的な活動を支援し、地域全体をエンパワメントすることの重要性や地域の社会資源として組織を育てる必要性について学びます。

保健計画論

地域診断を行い、健康問題の解決に向けた計画を立案し、実施・評価できる力を養います。
 保健師には、地域全体の健康増進のために地域を診断して健康課題を明確にすること、そして課題の解決のために地域住民と共に計画を立て実行することが求められます。
 そこで、数値データ等のエビデンス(根拠)に基づいた地域診断の方法とそこから見えてきた地域の健康課題を解決するための計画を立案し実践するといったPDCA(計画⇒実施⇒評価⇒改善)サイクルについて学びます。
 また、地域に出向き自分の足で周辺を歩いて観察し、目で見て、耳で聞いて、体験して地域を知るという「地区踏査」も行います。

学校保健II

学校保健活動の展開ができる知識や態度について学びます。
 学校教育法、学校保健安全法、学校給食法の内容を理解し、学校保健活動を担う人材と役割を関連させて理解を深めます。
 また、学校という教育の場における保健活動の意義と特殊性を理解し、学校における保健管理や保健教育の特性を把握します。そして、子どもの発育発達と学校保健との関わりを理解し、総合的な学校保健活動が展開できる知識や態度について学びます。

少人数制で密度の濃い実習

定員20名という少人数で、講義、演習に取り組みます。学生一人ひとりのスタディスキルを上げるための問題探求型学習、表現力や理解力を高めるためのグループワークやロールプレイをふんだんに取り入れ、学生の「自ら学ぶ」を応援します。

Q&A

1年間で国家試験の受験と学位の取得というハードなスケジュールですが、どのように進んでいきますか?

 先輩の声

専攻科地域看護学専攻
西森 有生
 私は、専攻科地域看護学専攻に進学後、フィールドワークや公衆衛生看護学実習で地域に出向き、住民の方々から生きがいや生活での困りごとなどを聴くことができました。実際に地域へ出向いて生の声を聴くことで、講義だけでは知ることのできない現状を知り、自分たちのイメージと実際の生活の間にはギャップがあることを学びました。このような体験から、地域住民の生活や健康を支えるためには、まずは保健師が地域に出向くことが大切であることを実感しました。その上で、住民のニーズを把握し、適切な社会資源に繋げ、切れ目のない支援を継続して行うことが求められるのだと考えました。
 修了研究では、自分の関心のあるテーマについて1年を通して探求していきます。論文としてまとめることは、とても難しいことでしたが、自分の興味のあるテーマについてまとめ上げ、最後までやり抜くことができた経験は自分の自信となりました。そして、このことは、自分が働き出してからも、何事にも粘り強く取り組んでいける力に繋がっていくと思います。
 私は、専攻科に進学し、病院だけでなく、地域で看護を展開する視点を身につけました。このような専攻科で学んだ地域や生活をみる視点を活かし、自分が病院の看護師として働く中で、患者さんの退院後の姿や地域での生活を意識した看護を行っていきたいと考えています。

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