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学長挨拶

安全・安心な教育・研究・学習環境づくりに向けて

 高知学園大学並びに高知学園短期大学は、「平和と友愛」の精神を教育の基本方針とし「広い教養と健全な社会性を身につけた専門的職業人」を育てる高知県の唯一の私立大学として、50年以上の歴史を刻んできました。

 食・教育・医療を支える17,000人の卒業生たちは、その専門分野で立派に成長し活躍しています。特に高知県内での活躍は目覚しく、地域のトップランナーとしての貢献度は非常に大きいものがあります。また、他県においても有意な人財として日々精進し、その活躍の場は大きく広がっています。

 高度な技術や専門性を求められる時代にあって、更に深く高い学びを得るために短期大学の生活科学学科及び医療衛生学科医療検査専攻を、高知学園大学健康科学部管理栄養学科並びに臨床検査学科として令和2年4月に開学いたしました。

 少子高齢化が進む現代、健やかで心豊かな人生を過ごすために「食べること」「病気の予防、発見、治療」を支える人材の育成と生涯にわたる人間形成の基盤となる幼児期からの教育を担う保育者、また小中高の教員養成は本学の重要な責務です。我が国が進める未来社会は、仮想空間と現実空間を高度に融合させるシステムにより一人ひとりの人間が中心となる社会の実現に向けて、さらに急速な変化を遂げていくことでしょう。

 本学は、どんな時代にあっても「人をいつくしみ、愛し、称える心」を決して忘れない温もりのある専門的職業人の育成に全教職員が一体となって、支え導いていきます。

 何ごとも恐れず果敢にトライし、学ぶことの楽しさや充実感をぜひ本学で私たちと一緒に感じてください。



持続可能な開発目標(SDGs)の達成への取組み

令和2年12月1日に「私たち高知学園は、『世界の平和と友愛』を建学の精神とし、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・短期大学・専門職大学・大学を擁する教育機関として、持続可能な社会の実現に向け、教職員と学生・生徒・児童・園児が連携・協働し、全学園を挙げてSDGs活動に取り組み、社会で活躍し、信頼される人財を育成していきます。」として、SDGs(持続可能な開発目標)への取組みを宣言しました。SDGsは、「誰一人取り残すことなく」人々が人間らしく暮らしていくための社会的基盤を2030年までに達成するという目標であり、17のゴール(目標)と具体的な169項目のターゲット(達成基準)があります。

 高知学園大学及び高知学園短期大学では、このような取組み宣言の趣旨に沿い、「すべての人に健康と福祉を」というゴール3の達成に向けて令和3年度から健康教育についての研究を本格的に始めようとしています。この研究の成果を近い将来大学や短大における「人間や人間の命と向き合う専門家」の養成教育に、さらには、地域の人々の健康と福祉の増進をめざす本学の地域貢献活動に反映していきたいと考えています。



私たちの使命は「人間や人間の命に向き合う専門家」を育てること

 これまで経験したことのなかった先の見えない状況の中で、「人間や人間の命と向き合う仕事」が、安全・安心な社会にとって、どれほど重要なことか、さらに、高知学園大学と高知学園短期大学が社会的に果たさなければならない使命は、まことに大きいものがある、ということを私たちは今ひしひしと感じています。困難な状況であっても、そこから何かを学び取り、その学びを糧として「人間や人間の命と向き合う専門家」を高知学園関係者、本学の教職員、学生、さらに地域の人々と連携・協働し、安全・安心な教育・研究・学習環境の下で育てていくことが、本学の社会的使命を果たすことであると確信しています。


高知学園大学
高知学園短期大学
学長 山下 文一
President Fumihito Yamashita
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